収入印紙
不要

即決和解申立書

当事者の表示　別紙当事者目録のとおり


平成○年○月○日建物明渡請求事件

一　請求の趣旨

１　相手方は、申立人に対し、別紙物件目録記載の建物を明渡せ

２　相手方は、申立人に対し、平成○年○月○日から明渡し済みに至るまで１か月金○○円の割合による金○○円を支払え

との和解を求める。

二　請求の原因および争いの実情

１　申立人は、相手方に対し、平成○年○月○日、別紙物件目録記載の建物（以下「本件物件」という）を期間２年、賃料１か月金○○円の約定で貸し渡した。

２　申立人は、平成○年○月○日、相手方に対し、右賃貸借期間満了に際しての更新を拒絶し、期間満了と同時に本件建物を明け渡すように求めたところ、相手方は更新を求め、契約更新の成否につき当事者間に争いが生じた。

３　申立人と相手方は、話し合いの結果、別紙和解条項の記載のとおり和解する見込ができたので、本申立てにおよぶ次第である。

平成○年○月○日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　申立人　○○商事株式会社
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　代表取締役　○○○○　印

○○簡易裁判所　御中

当事者目録

東京都○区○町○番○号
申立人　　○○商事株式会社
代表者　代表取締役　○○○○　印

東京都○区○町○番○号
相手方　　△△産業株式会社
代表者　代表取締役　△△△△　印

物件目録

所在　　　　東京都○区○町○番地○
家屋番号　　○番○
種類　　　　事務所
構造　　　　鉄筋コンクリート造陸屋根３階建
床面積１階　○○・○○平方メートル
２階　○○・○○平方メートル
３階　○○・○○平方メートル

和解条項

第１条 申立人と相手方は、別紙物件目録記載の建物（以下「本件建物」という）に関する申立人・相手方間の賃貸借契約が平成○年○月○日の期間満了により終了したことを相互に確認する。

第２条 申立人は、相手方に対し、本件建物の明渡しを平成△年△月△日まで猶予する。
２　相手方は申立人に対し平成△年△月△日限り本件建物を明け渡す。

第３条 相手方は、申立人に対し、平成○年○月○日から本件建物の明渡し済みまで１か月金○○円の賃料相当損害金を、毎月末日限り申立人方に持参または送金して支払う。

第４条 相手方が前条の賃料相当損害金の支払いを１回でも怠ったときは、相手方は当然に期限の利益を失い、申立人に対し直ちに本件建物を明け渡す。

第５条 申立費用は、各自の負担とする。

著者
北河　隆之（弁護士）