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公正証書
割賦販売契約公正証書
割賦販売契約公正証書
本公証人は、当事者の嘱託により、その法律行為に関する陳述の趣旨を録取し、この証書を作成する。
第1条(割賦販売の目的物)
売主○○株式会社(以下「甲」という)は、下記の物品(以下「本件物品」という)を、買主○○○○(以下「乙」という)に売り渡し、乙はこれを買い受けた。
物品名 ○○○
第2条(所有権の移転)
本件物品の所有権は、甲に留保されることとし、本契約に基づく一切の債務を完済したときに、乙に移転することとする。
第3条(代金の支払方法)
本件物品の代金は金○○○円とし、乙は甲に対し、以下のとおり分割して、甲指定の銀行口座に送金して支払うこととする。
(1) 頭金を金○○○円とし、平成○○年○月○日限り支払う。
(2) 残金の金○○○円を、平成○○年○月○日から毎月○日限り、○○回に分割して、毎月20日に支払う。
第4条(本件物品の引渡し)
甲は乙に対し、本件物品を、前条の頭金の支払いと同時に引き渡す。
第5条(遅延損害金)
乙が第3条の支払いを遅延した場合の遅延損害金は、年○○%の割合とする。
第6条(期限の利益の喪失)
乙に次の各号のいずれかが発生したときは、乙は当然に期限の利益を失い、直ちに残債務及び遅延損害金をすべてを支払うこととする。
(1) 第3条の割賦金を期限までに支払わず、かつ、20日以上の期間を定めた甲の書面よる催告に対して期限内に支払わないとき
(2) 強制執行、競売又は破産の申立てがあったとき
第7条(本件物品の引渡し、充当)
前条各号のいずれかに該当する事由があるときは、乙は、甲からの催告がなくても、前条の債務の支払いのために、本件物品を直ちに甲に引き渡すこととする。
2 前項による引渡しを受けたときは、甲は、前条に基づく債務の弁済にこれを充当することができることとする。
3 前項による充当を行なった後、残債務がある場合には乙は直ちにこれを甲に支払い、余剰金がある場合には甲は直ちにこれを乙に返還する。
第8条(乙の保管義務)
甲が本件物品の所有権を留保している間、乙は善良なる管理者の注意をもってこれを管理し、使用収益することとする。
2 乙は、甲の書面による承諾なく、本件物品を譲渡、貸与、担保権の設定その他の甲に損害を及ぼすおそれのある一切の行為をしない。
3 乙は、本件物品の修理費その他の一切の費用を負担することとする。
第9条(強制執行認諾)
乙は、本契約による金銭債務の履行をしないときは、直ちに強制執行に服する旨陳述した。
第10条(公証人費用)
本契約締結にあたり、公証人に支払う所要の費用については、甲乙は折半によりこれを負担する。
第11条(裁判管轄)
本契約に関する紛争については、○○裁判所を第一審の管轄裁判所とすることに合意した。
以上
本旨外要件
住 所 ○○県○○市○○町○丁目○番○号
売 主 ○○株式会社
住 所 ○○県○○市○○町○丁目○番○号
上代表取締役 ○○○○ 印
昭和○○年○月○日生
上記の者は印鑑証明書を提出させてその人違いでないことを証明させた。
住 所 ○○県○○市○○町○丁目○番○号
職 業 会社員
買 主 ○○○○ 印
昭和○○年○月○日生
上記の者は印鑑証明書を提出させてその人違いでないことを証明させた。
上記列席者に閲覧させたところ、各自その内容の正確なことを承認し、次に署名・押印する。
○○○○ 印
○○○○ 印
この証書は、平成○○年○月○日、本公証役場において作成し、次に署名・押印する。
○○県○○市○○町○丁目○番○号
○○法務局所属
公証人 ○○○○ 印
この正本は、平成○○年○月○日、売主○○○○の請求により本職の役場において作成した。
○○法務局所属
公証人 ○○○○ 印
著者
千賀修一(弁護士)