謹啓　青葉の候、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。 このたび、高齢のため○○○株式会社取締役社長を退任いたしました。長年にわたって、多大のご厚情、ご援助を賜りましたことを、心から厚くお礼申し上げます。今後は相談役として、社業の一端を担う所存につき、何卒、引き続きご指導のほどお願い申し上げます。     さて、このたび老父大山升吉に代わり、私が○○○株式会社の取締役社長に就任いたしました。もとより未熟の若輩の身ではございますが、誠心誠意社業に精励いたす覚悟でございますので、何卒、老父同様ご指導、ご支援を賜りますよう、ひとえにお願い申し上げます。    

著者：石崎　稔（ビジネスコンサルタント）