使える!ビジネス文書・文例集

商取引上のトラブル

買主が錯誤を理由に契約の無効を主張する場合
        通知書


 当方は、貴社との間で平成○年○月○日、
貴社製品□□□を代金○○万円で購入する契
約を締結し、当方は代金全額をお支払しまし
た。
 右契約にあたり、当方は、右商品が○○○
○であるとの認識を有しておりました。
 しかしながら、右商品は、当方の認識とは
異なり△△△△であることが判明致しました。
これは、意思表示の重要な要素に関する錯
誤であり、民法九五条が規定する「要素の錯
誤」に該当します。
 従って、右売買の契約は無効でありますの
で、当方が既にお支払した代金全額を返還し
て下さいますようお願い致します。


 平成○年○月○日
     東京都□区□町□丁目□番□号
             □□□□ 印
東京都○区○町○丁目○番○号
○○商事株式会社
代表取締役 ○○○○殿


著者
北河 隆之(弁護士)