使える!ビジネス文書・文例集

債権・債務をめぐるトラブル

不動産の売主が留置権を行使し、明け渡しを断わる場合
通知書
 
 貴殿は、○○○氏から後記不動産の転売を受けられたという理由で、所有権に基づき当方に対し後記不動産の明け渡しを請求されております。
 しかしながら、貴殿に右不動産を転売した○○○氏に対し同不動産を売却したのは当方であり、当方は○○○氏に対し、右不動産に関する代金債権金○○○万円を有しております。
 従って当方は、右代金債権の弁済を受けるまで、右不動産につき留置権を行使して貴殿の明け渡しの要求を拒絶致します。
 
  土地の表示
  所在  東京都○○区○町○丁目
  地番  ○○○番○
  地目  宅地
  地積  ○○○・○○平方メートル
 
 平成○年○月○日

東京都□区□町□丁目□番□号
□□□□ 印

東京都○区○町○丁目○番○号
○○○○殿
 
著者
北河 隆之(弁護士)