ビジネスわかったランド (総務・庶務)

広報・PR

新規顧客向け・媒体活用型[店頭・屋内設置(テイク・ワン)]
視認性を高め、手に取ってもらうことが重要

DM、アンケートにも使える

スーパーやレストランなどのレジ横や店頭に、簡易のパンフレット、小型のチラシを専用のラックやケースに設置して、お客様に持ち帰ってもらう販促媒体を「テイク・ワン」といいます。

基本的にはお客様が持ち帰って、商品・サービスの利用を検討してもらうための方法ですから、何よりもまず手に取ってもらわなければその役割を果たせません。
そこで、「どこに、どのように設置するのか?」によって視認性を高めることが、テイク・ワンの実施において大切なポイントになります。

また、POP広告との連動、イベントの告知に合わせることで、販売促進の効果を高めることができます。
テイク・ワンに活用する販促ツールは、わざわざこのためだけに新規に作成するのではなく、DMを流用するなどして、コスト面を考慮し、コスト対効果を高める必要もあるでしょう。

もちろん、専用のラックやケースに何も入っていないと、イメージダウンにつながるので、補充にも気を遣わなければなりません。
ある生命保険会社では、顧客リストを取得するために、テイク・ワンを活用しました。
具体的には、ハガキ付きの縦長のチラシをスーパーのレジ横などに設置し、チラシに記載された生命保険に関する意識調査のアンケートに答えると、3大特典プレゼントがもらえるというものです。

ちなみに3大特典は、500円の図書カード、家計節約術の小冊子、生命保険のキャラクターのシールでした。
このチラシのハガキは、各エリアの営業所に届くようになっており、実際に見込客を増やし、さらには成約につながるなどの効果を出しています。

著者
岩本俊幸(株式会社イズ・アソシエイツ 代表取締役)