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新聞・通信社・雑誌・テレビに取り上げられるヒント
新聞は「速報性」、雑誌は「物語性」、テレビは「映像性」が特徴
■新聞・通信社に取り上げられやすくなるためのヒント
新聞の起源は古代ローマ時代。日本では江戸時代の「かわら版」から。その使命は、「新しく聞く」からわかるように「ニュース」ですから、最も重要なことは「新事実を速く」という速報性です。以下は、主要新聞紙幹部からのプレスリリース作成のヒントです。
■雑誌に取り上げられやすくなるためのヒント
雑誌媒体の特徴は、「物語性=ストーリー性」です。新聞よりも速報性には劣るが、読み物として深く掘り下げた内容にできることです。したがって、ニュースというよりも、一旦、新聞やテレビ等で報道されたテーマに対して、その背景や経緯、それに報道された内容の検証およびその問題点の本質などに関する内容に興味があります。そこで、開発にいたる苦労話等々、より詳しい資料を提供する姿勢が喜ばれます。以下は、主要雑誌社幹部からのプレスリリース作成のヒントです。
■テレビに取り上げられる秘訣
テレビに取り上げられて「行列のできるお店!」になるのが、小さな会社の夢! どうすればテレビに出ることができるのでしょうか? 大切なことは、どんな情報・テーマを、誰に、どのように提供すればよいのかです。そこで、著名な語源ハンター・放送作家のわぐりたかしさんと、テレビ向けPRに強いPRest社長の鈴木秀逸さんからその秘訣を学びましょう。
■テレビマンが求めるテーマとは?
テレビは「映像」が勝負。どんな面白いネタでも、「画(え)」にならなければチャンスなし。そのキーワードは次の3つです。
[1]映像性
とにかく面白い映像になるかどうかです。最も魅力的な「画」の内容をプレスリリースにまとめる必要があり、撮れる「映像」を徹底してアピールすることにつきます。
[2]ニュース性
すべてニュースかどうか? いまそれを伝える意味があるかどうか? 特に、スケールダウンしても条件つきで日本一、日本初、最小の、唯一の、いま話題……など、ニュースキーワードが当てはまるもの。
[3]物語(ストーリー)性
そのニュースに何か、「物語(ストーリー)」があると、飛びついてくれます。「ストーリーのあるニュース(旬)」であることを、簡潔に、端的に、一言で説明できるとベストです。
■テレビ向けプレスリリースの書き方のコツ
基本的な考え方は、前述の新聞向けと同じですが、テレビの特性に応じた工夫が必要です。 テレビ用プレスリリースにまとめる留意点は以下の通り。
たとえば、
「テレビは最新ニュースばかりを取り上げる」との誤解があります。実際には、ローカル紙や業界紙でまず話題になり、雑誌でも取り上げられた記事を読み、映像になる切り口を見つけて取材が入るケースが多いもの。むしろ新聞がきっかけになって話題になり、「ミニブレーク」していればなおさら映像にしやすい。つまり、すでに話題になっている「実績」があるほうが、「旬」のトピックスとしてその価値や信頼度が高いので、あとは「どのように見せる(魅せる)と視聴者がチャンネルを合わせてくれるか?」という企画次第で取り上げられます。したがって、業界紙でも地方紙でもたくさん露出しておくほうが絶対に有利。私は、企業の規模を問わず、「小・多・異」、つまり小さな記事でも1つでも多く異なった切り口で露出することを勧めています。
■プレスリリースがテレビに取り上げられるには?
出たい番組やコーナーをみつけること。そのためには、とにもかくにも番組をよく見て、自分の商品・サービスが相応しいかを考えること! その情熱や執念が必要でしょう。合いそうだなと思ったら、その番組でどのように取り上げられたら視聴者が喜ぶかも併せて考えてあげ、それをプレスリリースに表現して送ると、それがピッタリの場合は「すぐさま採用!」となるのです。前述のように、最も重要視している情報源は、実は新聞や雑誌記事。小さくても、できるだけ多くの記事、異なったメディアに異なった切り口で載ることです。
わぐりたかしさんは、「日経MJ新聞」の最終面の特集記事に注目するように勧めています。その面は、「ブームの予感」や「ブームの裏側」がテレビ様式でまとめられており、その構成やストーリーの進め方がテレビと同じなので、それに沿った書き方をしているプレスリリースは、企画に取り上げるかどうかを検討しやすいというものです。つまり、そのまま「画=映像」になるストーリーづくりがしやすいということです。そこで、自社商品・サービスが、「日経MJ新聞」や想定番組で特集されるとしたら……とイメージしてみることで、「ニュース性」を発見できる可能性がでてきます。
繰り返しになりますが、その時のポイントは、「ビジュアルではどうか?」「画=絵になるかどうか?」です。プレスリリースに写真やサンプル映像は必須となるのです。その他、意外な情報源もあります。
<「日経MJ新聞」最終回の構成&流れ=テレビ>
■新聞・通信社に取り上げられやすくなるためのヒント
新聞の起源は古代ローマ時代。日本では江戸時代の「かわら版」から。その使命は、「新しく聞く」からわかるように「ニュース」ですから、最も重要なことは「新事実を速く」という速報性です。以下は、主要新聞紙幹部からのプレスリリース作成のヒントです。
- タイトルはぱっと目に入る。伝えたいことを強調して狙いを明確に
- 文章簡潔・必須事項を網羅。針小棒大(しんしょうぼうだい)で空虚な書き方、大げさな修飾語はダメ
- 技術用語・専門用語を減らす。使うなら要解説。枠で囲むか別資料
- 商品の特徴だけでなく、開発の背景事情や狙いなども盛り込んだ資料が望ましい
- 関連業界の動き、市場動向、開発経緯、苦労話などに取材の食指が動く
- 事実関係を明確に。「提携」なら、どんな事業をいつからどんな協力関係で……等
- 簡潔で要点を押さえたわかりやすい文章。図、写真など一目でわかり、記者の関心を惹くような材料を添える
- 小さな会社は、会社のプロフィールや過去の実績などを添えることも大事
- 社会にどう役立つかわかることをはっきり書く
- 記事を書くために必要な情報がもれなくつめ込まれた内容
■雑誌に取り上げられやすくなるためのヒント
雑誌媒体の特徴は、「物語性=ストーリー性」です。新聞よりも速報性には劣るが、読み物として深く掘り下げた内容にできることです。したがって、ニュースというよりも、一旦、新聞やテレビ等で報道されたテーマに対して、その背景や経緯、それに報道された内容の検証およびその問題点の本質などに関する内容に興味があります。そこで、開発にいたる苦労話等々、より詳しい資料を提供する姿勢が喜ばれます。以下は、主要雑誌社幹部からのプレスリリース作成のヒントです。
- (1)目を引く見出し、(2)簡潔でわかりやすい本文、(3)詳細なデータの3本柱を揃えること
- (1)最初に要点、(2)必要に応じ背景説明、(3)「~では初」等位置づけを明確に、(4)誤りを誘う記述は避ける。重要な内容を頭のほうにもってくるリリースに
- 「要するに、何なの?」「何が言いたいか」を常に意識し、記者の問題意識を喚起するわかりやすい内容にする
- リリースを送りっぱなしでその後記者に何もフォローしないのは明らかにおかしい
- 意外性のある数字やデータの裏づけがあると効果的で、記者の取材意欲も高まる
■テレビに取り上げられる秘訣
テレビに取り上げられて「行列のできるお店!」になるのが、小さな会社の夢! どうすればテレビに出ることができるのでしょうか? 大切なことは、どんな情報・テーマを、誰に、どのように提供すればよいのかです。そこで、著名な語源ハンター・放送作家のわぐりたかしさんと、テレビ向けPRに強いPRest社長の鈴木秀逸さんからその秘訣を学びましょう。
■テレビマンが求めるテーマとは?
テレビは「映像」が勝負。どんな面白いネタでも、「画(え)」にならなければチャンスなし。そのキーワードは次の3つです。
[1]映像性
とにかく面白い映像になるかどうかです。最も魅力的な「画」の内容をプレスリリースにまとめる必要があり、撮れる「映像」を徹底してアピールすることにつきます。
- ●こんな映像がとれる!
- ●こんな体験をさせてあげる!
- ●こんな協力ができる!
- ●ここまでやっても大丈夫!
- ●こんな動きも撮れる!
- ●こんなとんでもない情景が撮れる! 等
[2]ニュース性
すべてニュースかどうか? いまそれを伝える意味があるかどうか? 特に、スケールダウンしても条件つきで日本一、日本初、最小の、唯一の、いま話題……など、ニュースキーワードが当てはまるもの。
[3]物語(ストーリー)性
そのニュースに何か、「物語(ストーリー)」があると、飛びついてくれます。「ストーリーのあるニュース(旬)」であることを、簡潔に、端的に、一言で説明できるとベストです。
■テレビ向けプレスリリースの書き方のコツ
基本的な考え方は、前述の新聞向けと同じですが、テレビの特性に応じた工夫が必要です。 テレビ用プレスリリースにまとめる留意点は以下の通り。
- 端的に魅力を伝えるタイトル
- そのタイトルを如実に示す「画像」=映像あるいは写真と映像が不可欠
- 要望に応じて、いろいろな「画(え)」になることを強調
たとえば、
- ▽独創的で、「一見して驚かせる」ような書き方、思わず手に取りたくなる「奇抜さ」がいる
- ▽リリースを見た記者が、「これは映像になる!」という強烈なインパクトを感じさせる書き方。「画像」や「DVD」「写真」もOK。ど んなインパクトのある映像なのかをイメージできる書き方にすることが、テレビマンへの親切心
- ▽何かムーブメントが起きそうな旬の話題、トレンドになりそうな社会の動きと会社の活動を結びつけ、独創的な映像を考え出す こと
- ▽タイトル勝負! そのまま見出しにできるキャッチをつくる。「時代」とリンクすると印象的
- ▽簡潔、明瞭、かつ詳細で、ポイントがわかりやすく、針小棒大でない
- ▽一番面白い点を訴える。一点突破。詳細は取材でわかる。ニュース部分がはっきりとわかるようなレイアウト。読み込まないと 面白さがわからないのはダメ
- ▽何が新しいことなのか、いま話題となっている事象にどんな関連があるのかが端的にわかること
- ▽必ず記者、ディレクターに思いを直接話すこと
「テレビは最新ニュースばかりを取り上げる」との誤解があります。実際には、ローカル紙や業界紙でまず話題になり、雑誌でも取り上げられた記事を読み、映像になる切り口を見つけて取材が入るケースが多いもの。むしろ新聞がきっかけになって話題になり、「ミニブレーク」していればなおさら映像にしやすい。つまり、すでに話題になっている「実績」があるほうが、「旬」のトピックスとしてその価値や信頼度が高いので、あとは「どのように見せる(魅せる)と視聴者がチャンネルを合わせてくれるか?」という企画次第で取り上げられます。したがって、業界紙でも地方紙でもたくさん露出しておくほうが絶対に有利。私は、企業の規模を問わず、「小・多・異」、つまり小さな記事でも1つでも多く異なった切り口で露出することを勧めています。
■プレスリリースがテレビに取り上げられるには?
出たい番組やコーナーをみつけること。そのためには、とにもかくにも番組をよく見て、自分の商品・サービスが相応しいかを考えること! その情熱や執念が必要でしょう。合いそうだなと思ったら、その番組でどのように取り上げられたら視聴者が喜ぶかも併せて考えてあげ、それをプレスリリースに表現して送ると、それがピッタリの場合は「すぐさま採用!」となるのです。前述のように、最も重要視している情報源は、実は新聞や雑誌記事。小さくても、できるだけ多くの記事、異なったメディアに異なった切り口で載ることです。
わぐりたかしさんは、「日経MJ新聞」の最終面の特集記事に注目するように勧めています。その面は、「ブームの予感」や「ブームの裏側」がテレビ様式でまとめられており、その構成やストーリーの進め方がテレビと同じなので、それに沿った書き方をしているプレスリリースは、企画に取り上げるかどうかを検討しやすいというものです。つまり、そのまま「画=映像」になるストーリーづくりがしやすいということです。そこで、自社商品・サービスが、「日経MJ新聞」や想定番組で特集されるとしたら……とイメージしてみることで、「ニュース性」を発見できる可能性がでてきます。
繰り返しになりますが、その時のポイントは、「ビジュアルではどうか?」「画=絵になるかどうか?」です。プレスリリースに写真やサンプル映像は必須となるのです。その他、意外な情報源もあります。
- ▽流行りもの情報サイト「KITERU」
- ▽週刊誌「SPA!」「女性セブン」「女性自身」
- ▽フリーペーパー「R25」「L25」
- ▽日経トレンディネット ほか
<「日経MJ新聞」最終回の構成&流れ=テレビ>

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