ビジネスわかったランド (総務・庶務)

広報・PR

プレスリリースを書くときの基本
7つのキーワードと6W5Hを活用する
 
■プレスリリースは、7つのキーワードでつくる!
プレスリリースは、価値ある重要な「自社の商品!」です。基本から正しい考えで、適切な作成法をマスターしましょう。以下は私のオリジナルです。

【基本】
  1. 「1テーマ、1プレスリリース」が原則
    2つに分けるほうがネタを出せるチャンスが増えると考えるといいでしょう
  2. 用紙の大きさ:A4判
  3. 文章の書き方:横書き。文字:9~12ポイントをベースに

【7つのキーワード】:「簡(かん)・豊(ぽう)・短(たん)・薄(ぱく)・情(じょう)」+「V & I」+「Visual」
 
「簡」:簡潔・簡明を心がける。株式会社=(株)と簡略化
  1. 「ですます調」で。ていねいで明快かつ断定的
  2. 次のような表現はできるだけ避ける。「○○することになりました」「○○させていただきます」「○○と思われます」「○○と考えられます」
  3. 冗長・饒舌を避け、まわりくどくなく率直・シンプルに記述する

「豊」:必要な内容は網羅する
  1. 書いてほしい数字や表現を網羅する
  2. 間違ってもらいたくない数字や表現は、しっかり記述する
  3. 豊富な情報やデータを提供する

「短」:1文を短く、1行も短くする。そのコツは以下の通り。
  1. 1文を短く=「 ,< 。」=カンマよりピリオドを多く
  2. 1行も短く=両端に余白をとる=左:綴じ代、右:書き込み用
  3. 「箇条書き」を有用。■○等の「印」や(1)(2)等の「番号」をつける
  4. 「段落」をつけ、「小見出し」を有効に使い、どこに何が書いてあるのか一目でわかるように

「薄」:資料は簡潔に
  1. 1~3枚に。あとは資料添付に。“1枚ベスト”にこだわらないこと
  2. 網羅すべきことをわかりやすく記述する

「情」を込めて
  1. 本当に伝えたい人は記者でなく遠くの多くの顧客。国民を忘れない!
  2. 「このリリースが記事となり読者(顧客)の心を動かす」との気迫でつくる
  3. 情熱をもって書く。熱意が筆を進ませる
  4. 「今後の見通し、または方針」=企業の意志・意図を明確に!

「V&I= Value & Impact」:
記者(読者)に貴いバリューと強いインパクトを与えようとすること。“文体は精神のもつ顔つき”。簡潔でも的確な言葉を選ぶなど、シンプルながら独創的なプレスリリースを作成しましょう。
・記者に無用な労力・時間を使わせてはならない! 思いやり。
・記者の手間を省く。手間はこちらで引き受ける! 心遣い。
 
「Visual」:
一目でわかる、流し読みしてわかる! 記者に余計な文章を読ませず、できるだけ、イラスト、写真、グラフ、比較表などを使ってVisualに! “読んでわかるより見てわかる”ように。ぱっと見てわかるレイアウトにしてください。
 
■ビジネス文章は「6W5H」を肝に銘じよう
学校で習った文章の書き方「5W1H」は、ビジネスでは不十分です。ビジネスでは、
・Who:誰が?
・When:いつ?
・Where:どこで?
・What:何を?
・Why:なぜ?
の「5W」に
・Whom:誰に? 誰を?
を加えます。そして「How:どのように」に、
・How much:お金のこと
・How many:数量のこと
・How long:時、時間のこと
・How in the future:今後の見通し、方針のこと
と、4Hを加えましょう。これで、ビジネスに関する情報が網羅されます。プレスリリース作成の際にも、この「6W5H」を活用しましょう。

<プレスリリース7つのキーワード>