ビジネスわかったランド (総務・庶務)

業務マニュアル

営業マニュアル/商談の進め方
■営業マニュアル 商談の進め方 最終改訂:○年○月○日
管理番号:01-01234-00-00 発行日○年○月○日

1. 的確な回答をする
商談する際には、顧客の知りたいことに的確に回答するようにします。
あいまいな返事だと相手の興味を失わせることになります。相手に確信を持たせるような話し方をするように心がけてください。

2. 顧客の言葉に耳を傾け聞き上手になる
営業というと、顧客を説得することと意気込んでしまいがちですが、一方的に商品説明をしても顧客は不快になるだけです。会話はキャッチボールといわれるように、顧客の話を聞いてあげることも大切です。顧客が話し始めるということは、なんらかの反応を示したということになるのです。その話を聞いてあげて、自らの意思で購入を決定する方向にもってゆくのが上手な方法なのです。

3. 口にしてはいけない事柄に留意する
商談を進める際に、口にしてはいけない事柄に留意してください。たとえば、宗教や政治に関する事項は個人の主義主張の問題です。商談の話題としてはふさわしくないものと心得てください。また、個人の性格に関することもタブーといえるでしょう。とくに顧客の弱点について触れることは慎むべきです。

4. 顧客と議論はしない
場合によっては、商品をめぐって顧客と議論になりそうなこともあるかもしれません。このようなとき、自らの主張が論理的に正しいとしても、議論をしてはいけません。かりに議論で勝っても顧客が商品を購入してくれなくては意味がないからです。

5. クロージング(契約の締結)のタイミングをつかむ
商談の最終目的は、顧客に購入の意思決定をしてもらうことです。そのタイミングをうまくつかむように心がけてください。その機会は、商談の途中に何度も訪れると思います。相手の態度や言葉からそのタイミングをつかむようにしてください。値引きの話や納入時期の話が出るということは購入の意思があると判断できます。それを見計らってクロージングにつなげてゆくようにしてください。

藤永 伸一(中小企業診断士)