1. 訪問計画の立案
営業活動を行なうにあたっては、購入の見込みの程度等を判断したうえで、得意先ごとの訪問計画を立てるようにしてください。その際、訪問の頻度や面談所要時間についても検討するようにします。
2. 訪問予定表の作成
訪問先の計画を立てたら、一定期間における訪問予定表を作成します。
訪問予定表の作成にあたっては次のような点に留意してください。
●訪問予定表は、1か月、1週間、1日の単位で作成すること。
●訪問の順路は、重複や迂回は避け合理的なものになるようにすること。
●訪問先別に時間を適切に配分すること。
●訪問先と訪問時間には弾力性を持たせるようにすること。
3. 訪問準備
訪問準備はくれぐれも怠らないようにしてください。いわゆる段取りということになります。その善し悪しが結果を左右することになるということを肝に銘じておいてください。訪問準備も顧客の種類によって違いがあります。
■新規顧客の場合
新規顧客の場合には、事前調査をきちんと行なうようにします。会社概況(名称、所在地、代表者、業績の推移など)は的確に把握しておかなければなりません。また、アプローチの仕方や説得の方針、予想される対応への処し方、資料などをあらかじめ準備してください。
■既存顧客の場合
既存顧客については、これまでの取引状況を常に把握しておいてください。そのうえで、最近の実績や競合先の動向などについても調べておきます。なお、既存顧客を訪問する場合は、その目的も明確にしておかなければなりません。たとえば、新商品の紹介であるとか、新しい企画の提案といったことです。また、訪問時の話題を収集しておくこと、社内関係者と連絡をとっておくこと、販促ツールを準備しておくことなども忘れてはなりません。
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