ビジネスわかったランド (総務・庶務)

エチケット・マナー

座敷、円卓、角テーブルでの席順は
 床の間が右側にあれば奥の右側、左側にあれば奥の左側が最上席。床の間がなければ、出入口から遠いところが上座となる。テーブル席でも席順の基本的な考え方は同じである。

<< 座敷での席順は >>

座敷では、基本的に、床の間のあるほう、出入口から遠いほうが上座という決まりがある。同じ上座でも、床の間に近い席が最上席となる。

床の間に近いのが上席
たとえば、次の図のように、部屋の奥に床の間がある場合、右側に床の間があれば奥の右側が最上席、左側に床の間があれば奥の左側が最上席ということになる。
部屋のつくりによっては、多少変わってくることもあるが、基本的には、ながめのよいところ、居心地のよいところが上席である。また、日本では、西より東、右より左が上位とされるので、それに照らして考えてもよいだろう。客側と招待する側に分かれるときは、客側最上席の正面に招待側の上位者が座る。


床の間がないときは出入口から遠い席
床の間のない座敷では、出入口から遠いところが上座となる。上座に並んで座るときには、向かって右側が上席となる。


<< テーブル席の席順は >>

テーブル席の場合でも、席順の基本的な考え方は座敷と同じである。
個室ならば、出入口から最も遠い席が最上席となる。広間の一角にあるテーブルなら、屏風の前の席や、絵などが掛かっている壁側の席が上座となる。


自分はどこに座ればいいか
すでに座布団や椅子が置かれている場合は、上記の上座の考え方に照らして、最上席を判断し、最上位の人にその席についてもらう。そして、自分が座る場所は、メンバーの中で自分がどれくらいの順位になるかを見極めて判断する。

著者
土舘 祐子(株式会社マネジメントサービスセンターHRソリューションチーフディレクター)
2007年12月末現在の法令等に基づいています。