ビジネスわかったランド (経理)
純資産関連の仕訳
[自己株式] 自己株式を取得した
設例
定時株主総会の普通決議を経て、自己株式1万株を800万円で取得し、普通預金から支払った。
仕訳
借方 | 貸方 | ||
---|---|---|---|
自己株式 | 8,000,000 | 普通預金 | 8,000,000 |
解説
会社法では、一定の要件(分配可能額の範囲内という限度等)を満たす場合、自己株式を取得することができます。貸借対照表においては、純資産の部から控除される形で(純資産のマイナス)表示されることとなりました。
自己株式の取得を、株主総会(定時でも臨時でも可)の決議による場合、[1]取得する株式数、[2]取得価額の総額、[3]取得することができる期間(最長1年間)を定めておかなければなりません。
Ⅰ 純資産の部
1 資本金×××
2 資本剰余金
(1) 資本準備金×××
(2) その他資本剰余金×××
3 利益剰余金
(1) 利益準備金×××
(2) その他利益剰余金
○○積立金×××
繰越利益剰余金×××
4 自己株式▲×××
純資産合計×××
著者:千田喜造(税理士)
キーワード検索
タイトル検索および全文検索(タイトル+本文から検索)ができます。
検索対象範囲を選択して、キーワードを入力してください。