ビジネスわかったランド (経理)

流動資産関連の仕訳

[定期積金、定期預金] 定期預金が満期になった

設例

  1. A銀行の定期積金の集金があり、20万円を現金で支払った。
  2. 定期積金が満期となり、掛金合計240万円および給付補てん金208円(源泉所得税等15.315%、県税利子割5%控除後)を現金で受け取った。
  3. 普通預金から1,000万円を定期預金に振り替えた。
  4. 定期預金1,000万円が満期となり、利息2,391円(源泉所得税等15.315%、県税利子割5%控除後)とともに、自動継続とした。

仕訳

  借方 貸方
1. 定期預金 200,000 現金 200,000
2. 現金
仮払法人税等(国)
仮払法人税等(県)
2,400,208
39
13
定期積金
雑収入
2,400,000
260
3. 定期預金 10,000,000 普通預金 10,000,000
4. 定期預金
仮払法人税等(国)
仮払法人税等(県)
10,002,391
459
150
定期預金
受取利息
10,000,000
3,000

解説

◎定期積金
定期積金契約により、一定の期間(6か月から5年)、月ごとに掛金を払込み、満期日に掛金と、契約時にあらかじめ定められた給付補てん金を加えたものが支払われるものです。給付補てん金に対しては、15.315%の源泉所得税等と5%の道府県税が徴収されます。

◎定期預金
金融機関と満期日または据置期間を設定し、その日または期間中の払戻をしない条件で資金を寄託する預金です。預金に関する利息には、15.315%の源泉所得税等と5%の道府県税が徴収されます。

著者:千田喜造(税理士)