ビジネスわかったランド (経理)

固定資産関連の仕訳

[車両運搬費] 車両を購入し代金を支払った

設例

総務部門で使用する車両(以下参照)を取得し、小切手で支払った。なお同部門の車両(帳簿価額12万円)を22,000円(税込み)で下取りに 提供した。
  1. 車両本体価額 2,900,000-(本体値引)200,000= 2,700,000
  2. オプション(カーナビ・オーディオ機器ほか)  400,000
  3. 登録諸費用  87,600
  4. 租税公課(自動車取得税・重量税等)  194,500
  5. 自動車賠償責任保険料  41,820
  6. リサイクル料金  13,090
  7. 消費税等(1+2+3)×10%  318,760
  8. 下取車充当分  ▲22,000

差引支払額  3,733,770

仕訳

借方 貸方
車両運搬費
車両費
租税公課
保険料
預託金(資産計上)
固定資産売却損
仮払消費税等
3,100,000
87,600
194,500
41,820
13,090
100,000
318,760
当座預金
車両運搬費
仮受消費税等
3,733,770
120,000
2,000

解説

車両取得に際しての取引には、さまざまな勘定科目を使います。本体に付随して発生する取引には注意が必要です。リサイクル料は、預託金として、資産計上する必要があります。

●消費税処理のポイント
車両の下取りは、「資産の譲渡」に該当し課税取引となります。

著者:千田喜造(税理士)