ビジネスわかったランド (経理)
流動資産関連の仕訳
[立替金] 立替払いをした
設例
[1]-1 A社から請け負った工事に係る申請書に添付する印紙代10,000円を立替払いすることとし、現金で支払った。 [1]-2 同上の代金を工事代金とともに請求し、普通預金に振り込まれた。 [2]-1 定期的に購入・支給している当社の制服について、希望者については実費により購入している。今回20着(1着11,000円:税込み)が納品され小切手を振り出したが、従業員に対して無償支給する分は通常の18着であり、残りは従業員Aに対する立替分である。 [2]-2 従業員Aから上記の制服代22,000円を現金で入金した。
仕訳
[1] | 借方 | 貸方 | ||
---|---|---|---|---|
1. | 立替金 | 10,000 | 現金 | 10,000 |
2. | 普通預金 | 10,000 | 立替金 | 10,000 |
[2] | 借方 | 貸方 | ||
---|---|---|---|---|
1. | 福利厚生費 仮払消費税等 従業員立替金 |
180,000 18,000 22,000 |
当座預金 | 220,000 |
2. | 現金 | 22,000 | 立替金 | 22,000 |
解説
立替金とは、役員、従業員、売上先、仕入先、親会社、子会社等の関係者に対して、一時的な金銭の立替をした場合に使用する勘定科目です。
信頼関係に基づき立て替えるもので、利息も付きませんし、当然担保もなくあくまで一時的な立替ですから、早期に回収する必要があります。
貸付金とは返済期限、金利等を約して支出する点、仮払金とは、取引の内容・金額が支出時に判明せず、精算の時点で明らかになる点で異なり、各勘定科目の性格を把握しておく必要があります。
信頼関係に基づき立て替えるもので、利息も付きませんし、当然担保もなくあくまで一時的な立替ですから、早期に回収する必要があります。
貸付金とは返済期限、金利等を約して支出する点、仮払金とは、取引の内容・金額が支出時に判明せず、精算の時点で明らかになる点で異なり、各勘定科目の性格を把握しておく必要があります。
著者:千田喜造(税理士)
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