ビジネスわかったランド (経理)
営業外費用関連の仕訳
[商品評価損] 商品の時価が著しく低下した
設例
衣料品販売業を営むA社(暦年決算)が夏物として仕入れた子供向け人気アニメキャラクターのプリントTシャツが、その爆発的人気がなくなると同時に大量(取得価額1枚1,500円×1,000枚)に売れ残った。この商品自体に瑕疵はないが、そのキャラクターのシリーズは既に終了し、次のキャラクターが人気を博している。この商品に関して、取得価額の50%の評価損を計上する。
仕訳
借方 | 貸方 | ||
---|---|---|---|
商品評価損 | 750,000 | 商品 | 750,000 |
解説
◎「著しい陳腐化」とは
棚卸資産について、災害による著しい損傷や著しい陳腐化(時代遅れになること)が生じた等の場合、その棚卸資産につき評価損を計上することが認められています。この「著しい陳腐化」とは、棚卸資産そのものには物理的な欠陥がないにもかかわらず経済的な環境の変化によりその価値が著しく減少し、その価額が今後回復しない状態にあることをいうとされています。
◎具体例
具体例としては、次のようなものが挙げられています。
棚卸資産について、災害による著しい損傷や著しい陳腐化(時代遅れになること)が生じた等の場合、その棚卸資産につき評価損を計上することが認められています。この「著しい陳腐化」とは、棚卸資産そのものには物理的な欠陥がないにもかかわらず経済的な環境の変化によりその価値が著しく減少し、その価額が今後回復しない状態にあることをいうとされています。
◎具体例
具体例としては、次のようなものが挙げられています。
- いわゆる季節商品で売れ残ったものについて、今後通常の価額では販売することができないことが過去の実績その他の事情に照らして明らかであること
- その商品と用途の面ではおおむね同様のものであるが、形式、性能、品質等が著しく異なる新製品が販売されたことにより、その商品につき、今後通常の方法により販売することができないようになったこと
著者:千田喜造(税理士)
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