ビジネスわかったランド (経理)

営業外収益関連の仕訳

[受取利息] 銀行から利息が振り込まれた

設例

  1. 普通預金に利息79,685円が振り込まれた。
  2. 定期預金(1年)が満期になり、普通預金に振り込まれた。利息計算書を見ると、元金1,000万円に対して利息は24,000円(源泉所得税等控除後)であった。

仕訳

  借方 貸方
1. 普通預金
仮払法人税等
(源泉所得税等)
仮払法人税等
(利子割額)
79,685
15,315

5,000
受取利息 100,000
2. 普通預金
仮払法人税等
(源泉所得税等)
仮払法人税等
(利子割額)
10,024,000
4,612

1,505
定期預金
受取利息
10,000,000
30,117

解説

普通預金、定期預金等の利息を受取利息勘定で処理します。この金融機関からの受取利息には、支払う側(金融機関)が、その利息の額に対して、源泉所得税・復興特別所得税(国税)15.315%、利子割額(道府県民税)5%を徴収し、残りの額(79.685%相当額)を振込等しますから、実際の仕訳の際には、利息計算書等で受取利息の100%相当額で処理する必要があります。

◎仮払法人税等の処理
仮払法人税等は、決算時の法人税等を計算する際に前払いの税金として、それぞれ確定した法人税等から控除されます。

●消費税処理のポイント
預金、貯金に係る利息は非課税です。

著者:千田喜造(税理士)