ビジネスわかったランド (経理)

販売費・一般管理費関連の仕訳

[減価償却費] ソフトウェアを償却した

設例

当社(3月末決算)は、当期の9月に40万円(消費税については振替済み)で購入した会計用ソフトウェア(耐用年数5年、定額法の償却率0.200)の償却を行なう。

仕訳

借方 貸方
減価償却費
(一般管理費)
60,000 ソフトウェア 60,000

計算

400,000円×0.200× 9月 60,000円
12月

解説

ソフトウェアは、以前は、税務上の資産区分は繰延資産でしたが、平成12年度の税制改正によって無形固定資産に変更されました。
ソフトウェアの耐用年数は、その用途によって次のように定められています。
  用途 耐用年数
1 複写して販売するための原本 3年
2 その他のもの 5年
設例の場合は、会計に係るソフトウェアであり、用途としては「その他のもの」に該当しますから、耐用年数は5年ということになります。また、ソフトウェアは他の無形固定資産と同様、残存価額は0で、償却方法は定額法です。

著者:千田喜造(税理士)