ビジネスわかったランド (経理)

販売費・一般管理費関連の仕訳

[水道光熱費] 水道光熱費を支払った

設例

  1. 当月分の電気代55,000円、水道料11,000円、ガス代3,300円が普通預金から引き落とされた。
  2. 当社における工場の機械の動力源はすべて電気によっているが、当月分の工場において使用された電気量は770,000円であった。

仕訳

  借方 貸方
1. 水道光熱費
仮払消費税等
63,000
6,300
普通預金 69,300
2. 電力費
仮払消費税等
700,000
70,000
未払金 770,000

解説

電気、ガス、水道等の利用料や冬場の暖房に使う灯油等の費用は、水道光熱費という勘定科目で処理します。
電気料金や水道料金は、通常、検針等によりその使用量が測定され、その通知を受け、支払額が確定します。したがって、期末時点において、その使用量が確定しており、金額が判明している場合には、未払金として計上します。
工場等で使用される機械等の動力源となっているような場合の電気料は、機械等の稼働状況、それによる生産状況により、大きく増減し、経営判断上の重要な数値となりますから、水道光熱費というよりも製造経費の中の独立した勘定科目として、電力費というような勘定科目の方が適切な表示であると考えます。

●消費税のポイント
電気、ガス、水道代はすべて課税取引であり、仕入税額控除ができます。

著者:千田喜造(税理士)