1. 電話料金22,000円が普通預金口座から引き落とされた。
2. ア）社名入り封筒の作成代金として、88,000円を現金で支払った。
2. イ）期末時点で上記の封筒は21,000円分残っている。

		借方		貸方
1.		通信費 仮払消費税等	20,000 2,000	普通預金	22,000
2.	ア	通信費 仮払消費税等	80,000 8,000	現金	88,000
2.	イ	仕訳なし

1. 電話・電報料、切手、葉書、封筒の作成・購入、ファックス料金、インターネット接続料など、通信のために要した費用をこの科目で処理します。
2. ア）原則的には、実際に使用した封筒のみがその会計期間における費用となりますが、事務処理が大変複雑になるため、毎期継続的に購入時に費用とする処理が認められます。
2. イ）事務用消耗品、作業用消耗品、梱包材料、広告宣伝用印刷物、見本品その他これらに準ずる棚卸資産で、各年度ごとにおおむね一定数量取得し、かつ、経常的に消費するものについては継続的に取得時の費用とし、在庫計上を省略することができます。

ただし、利益が出ている年度末に大量に購入し、未消費分の在庫計上を省略するなどというのは認められません。

●消費税処理のポイント
消費税においても、取得時の費用とし、期末時点の未使用分に係る消費税等は計上が省略できます。