ビジネスわかったランド (経理)
売上収益関連の仕訳
[完成工事高] 工事が完成した(工事完成基準)
設例
- ××年4月 A建設会社は、X氏の住宅建築を5,500万円(消費税等込み)で請け負った。
- ××年5月 X氏から着手金1,650万円がA建設会社の普通預金に振り込まれた。
- ××年9月 X氏から中間金1,650万円がA建設会社の普通預金に振り込まれた。
- ××年11年 X氏の住宅が完成し引き渡したが、期末まで残金2,200万円は未収入金となった。
仕訳
借方 | 貸方 | |||
---|---|---|---|---|
1. | 仕訳なし | |||
2. | 普通預金 | 16,500,000 | 未成工事前受金 | 16,500,000 |
3. | 普通預金 | 16,500,000 | 未成工事前受金 | 16,500,000 |
4. | 完成工事未収入金 未成工事前受金 |
22,000,000 33,000,000 |
完成工事高 仮受消費税等 |
50,000,000 5,000,000 |
解説
建設業においては、建物等を完成させて引き渡した場合には、完成工事高という科目で表示します。建築請負に関する売上は、その建築物を完成させて、施主引渡しをした日ということになります。したがって、着手金や中間金を受けても、それは完成までの前受金として処理します。
◎具体的な計上のタイミング
・作業が終了した日
・相手方が検収を終了した日
・相手方が使用収益可能となった日
などが、引渡しの日として考えられますが、その建築工事等の種類、性質、契約の内容等に応じて合理的な基準を継続適用することになります。
◎具体的な計上のタイミング
・作業が終了した日
・相手方が検収を終了した日
・相手方が使用収益可能となった日
などが、引渡しの日として考えられますが、その建築工事等の種類、性質、契約の内容等に応じて合理的な基準を継続適用することになります。
著者:千田喜造(税理士)
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