ビジネスわかったランド (経理)
売上収益関連の仕訳
[売上高] 委託販売の売上計算書が届いた
設例
今回委託した商品(原価150,000円×10個、売価1個300,000円)について、委託先の株式会社丙から次のような売上計算書が届いた。
(××年7月1日~31日分)
売上計算書
売上高7月10日330,000円(1個、税込み)
7月21日1,320,000円(4個、税込み)
合計1,650,000円
販売手数料330,000円(20%税込み)
差引1,320,000円(8月20日振込分)
××年8月5日
(株)丙 代表取締役 丙山丁男
仕訳
借方 | 貸方 | |||
---|---|---|---|---|
1. | 積送未収金 支払手数料 仮払消費税等 |
1,320,000 300,000 30,000 |
積送品売上 仮受消費税 |
1,500,000 150,000 |
解説
自社における商品を、場所の離れた他の業者に販売を委託するという委託販売の場合、管理上、自社における手元の商品と区別して、積送品売上という勘定科目を使います。
◎計上のタイミング
売上計上の日は、原則として、委託先がその商品等を他者に引き渡した日(設例では7月の売上に計上すべき取引)ですが、委託先から、売上計算書が、週、月、旬等を単位として作成、送付されていれば、継続適用を要件として、その計算書の到達した日の売上とすることができます。
設例では、8月5日の売上計算書ですから、8月の売上とする処理でもよいということです。
◎計上のタイミング
売上計上の日は、原則として、委託先がその商品等を他者に引き渡した日(設例では7月の売上に計上すべき取引)ですが、委託先から、売上計算書が、週、月、旬等を単位として作成、送付されていれば、継続適用を要件として、その計算書の到達した日の売上とすることができます。
設例では、8月5日の売上計算書ですから、8月の売上とする処理でもよいということです。
著者:千田喜造(税理士)
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