今月の総務・法務

2025年4月

3月決算法人の株主総会の準備

定時株主総会は、各事業年度の終了後、一定の時期に招集しなければなりません。一般的には、各事業年度終了後3か月以内(資本金1億円以下の法人は2か月以内)に開催します。
3月決算法人は、5月または6月に株主総会を開催することになりますので、遅滞なく準備を進めましょう。

新年度の経営方針・計画の発表

新年度の経営方針・計画がまとまったら、その内容を社内報に掲載したり、文書で配付したりして従業員に徹底します。
また、新年度の開始を特に意識できるように、「新年度経営方針発表会」「キックオフミーティング」など、大人数を集めた場で経営方針を発表する企業もあるようです。オンラインや動画を活用するなどの工夫も求められます。
総務が中心となって運営する場合は、式典が円滑に行なわれるよう事前準備を進めましょう。

ゴールデンウィークの業務保全

取引先等に自社の休暇日程を伝えるとともに、先方の業務日程を確認し、配送・集荷、決済などに不都合が生じないよう調整しましょう。社内的には、従業員から休暇中の連絡先等の申告を受け、緊急時に連絡が取れるようにしておきます。
また、休暇中の郵便物や新聞等の処理方法なども決めておきましょう。

社内レクリエーションの準備・実施

職場内コミュニケーションを活性化させる観点から、運動会や旅行といったレクリエーションを開催することも有益といえます。
春は秋に次いで、そうした社内レクリエーションが多く実施される時期でもあります。
運営は総務が主導するにしても、各部署から担当者を選出し企画段階から参加してもらうことで、社員の満足度の高いものになるでしょう。

衣替えの準備

6月から衣替えを行なう企業は、事務服・作業服の在庫やサイズ変更の要否を調べます。補充が必要なら、早めに手配しておきましょう。

暖房器具の収納

不要になった暖房器具を清掃してから片づけます。収納の際には作動状態を点検し、不具合があれば修理しておきましょう。冷房関連器具も、早めに動作チェックをしておくと安心です。
来月の計画を立てるために
  1. 中小企業の株主総会の多い時期です
  2. 自動車税・軽自動車税の納期です
  3. 障害者雇用納付金の申告・納付期限です
  4. 4月に入社した新入社員の雇用保険資格取得届の提出期限です