今月の総務・法務

2025年9月

改正育児・介護休業法の段階的施行への対応

ことし10月1日から、「柔軟な働き方を実現するための措置等」として、

・育児期の柔軟な働き方を実現するための措置

・柔軟な働き方を実現するための措置の個別の周知・意向確認

「仕事と育児の両立に関する個別の意向聴取・配慮」として、

・妊娠・出産等の申出時と子が3歳になる前の個別の意向聴取

・聴取した労働者の意向についての配慮

が求められます。

年度後半の業務計画の確認

年度収支計画の見直しを行なうとともに、年度後半の業務計画を再確認しておきましょう。年末の繁忙期に向けてこれから業務が立て込んできますから、1つひとつの仕事(業務)を確実にこなしていくことが重要です。

防火・防災訓練の実施

9月1日「防災の日」の前後にあたる8月30日~9月5日は「防災週間」と位置づけられ、各地で災害についての認識を深めるための防災フェアや、防災訓練などが行なわれます。
また、年に4回、季節の変わり目である3月1日、6月1日、9月1日、12月1日は防災用品点検の日とされています。非常持出し品類などが期限切れになっていないか、必要なものがそろっているかなどを点検・確認するようにしましょう。
自然災害と感染症との複合災害を防止するため、マスクや消毒液、体温計なども用意しておくとよいでしょう。

衣替えの準備

多くの地域で、10月から冬服への衣替えが行なわれます。制服や事務服の着用を定めている企業では、9月中に必要な数量をチェックし、不足分の補充などを済ませておきましょう。

安全運転の徹底

9月21日~30日は、「秋の全国交通安全運動」です。
業務中やマイカー通勤時に社員が交通事故を起こすと、業務への支障はもちろん、場合によっては会社に使用者責任や運行供用者責任が発生する可能性があります。
自動車の使用状況の把握・社内規程の整備、車両の点検・整備を行なうとともに、加入保険等の状況を確認しましょう。
来月の計画を立てるために
  1. 労働者死傷病(軽度)報告(7月~9月分)の提出時期です
  2. 全国労働衛生週間が始まります(10月1日~7日)
  3. 3月決算の企業では、10月から下半期に入ります