ビジネスわかったランド (ビジネスマナー)

文章を「分かりやすく伝える」テクニック

[読点の打ち方] 時間や場面が変わるところに
時間が飛ぶ、場面が転換する、などの際には読点を打ちましょう。

色の文章は改善案>

  • 父は3年前に、定年退職をして今は趣味に打ち込んでいる。
  • 父は3年前に定年退職をして、今は趣味に打ち込んでいる。
この文を書いた人は、「父は3年前に」まで書いたところで、息を継ぐような気持ちで読点を打ったのでしょう。
しかし、「3年前に退職した」「今は趣味に打ち込んでいる」という2つの意味の固まりを区別すべきです。その間に3年もの時間が経過しています。
  • 我々は仕事を終えてから丸太を並べた階段を、一歩一歩足を引きずるようにして上った。
  • 我々は仕事を終えてから、丸太を並べた階段を一歩一歩足を引きずるようにして上った。
原文は、「仕事を終えてから丸太を並べた」と一瞬誤解されかねません。「仕事を終えた」という時間の区切れ目に読点があると、誤解が避けられ、読みやすくもなります。