ビジネスわかったランド (ビジネスマナー)

文章を「分かりやすく伝える」テクニック

[読点の打ち方] 長めの「目的語」の切れ目に
長めの目的語を持つ文は、「Aを(に)、Bする」という文の構造が一目で分かるようにすると、読みやすくなります。

色の文章は改善案>

  • コンクールで数少ない予選通過者に選ばれた時の嬉しさを今でも鮮明に覚えている。
  • コンクールで数少ない予選通過者に選ばれた時の嬉しさを、今でも鮮明に覚えている。
原文のように読点が1つもないと、読みながらどこに意味の切れ目があるのかを考えねばなりません。
  • 1月から12月まで絶え間なく変化する地元の動植物の生態を愛用のカメラで撮影している。
  • 1月から12月まで絶え間なく変化する地元の動植物の生態を、愛用のカメラで撮影している。
  • 我が子の必死の表情やとびきりの笑顔を写真やビデオに収めておきたい。
  • 我が子の必死の表情やとびきりの笑顔を、写真やビデオに収めておきたい。
  • アメリカに留学して身に付けたコミュニケーション能力をこれからの仕事で活かしたい。
  • アメリカに留学して身に付けたコミュニケーション能力を、これからの仕事で活かしたい。
  • クラスの生徒一人一人とその先生は小まめに会話を交わしている。
  • クラスの生徒一人一人と、その先生は小まめに会話を交わしている。
  • 毎日の短時間の散歩は、運動不足を解消したいけれど、運動する時間がとれない人にぜひお勧めしたい方法です。
  • 運動不足を解消したいけれど運動する時間がとれない人に、毎日の短時間の散歩をぜひお勧めします。
「運動不足を解消したいけれど運動する時間がとれない人」は、読点で分断せずに続けた方がいいと思います。