ビジネスわかったランド (ビジネスマナー)
恥をかかない「敬語」のルール
年上の部下には丁寧語を使う
能力主義が浸透した現代では、上司は部下より年が上とは決まっていません。年下の上司と年上の部下との関係は、お互いに気を遣うところです。
この両者の関係をうまくもっていくには、言葉遣いに対する十分な配慮が必要になってきます。
上司はふつう、部下に対しては「○○君」と“くん”づけをしたり、「○○」などと名前を呼び捨てにすることが多いものですが、自分より年上の部下には「○○さん」と“さん”づけで呼ぶべきです。
命令を下すときも、同じように丁寧語を使いたいものです。
「○○さん、すみませんがこれを届けておいてください」「○○さん、午後でけっこうですからこの書類をチェックしておいてください」など、言い方には十分すぎるほど気を遣ったほうがいいでしょう。
また、注意をするときにも、「○○をしないでください。……としてください」ではなく、「○○ではなく……としていただいたほうがよいのですが、お願いできますか」と、お願いするという形で話すことをおすすめします。
ビジネスのルールからいえば、いくら年下でも上に立つ人間のほうが力関係では分があります。それだけに上の者ほど、下に気を遣うことが大事になってくるのです。
白沢節子
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