他社のかたから会社や社員のこと、または商品のことで褒められることがあります。
たとえそれが事実であっても、「多くのかたがそう言ってくださっています」「よく、そのように言ってくださる人がいます」などと、うぬぼれてはいけません。
お客様は、もしかしたらお世辞のつもりで言ったのかもしれませんし、「ちょっと褒めるとつけ上がって」と不快に思われてしまうこともあるからです。
こういうときは、まず「ありがとうございます」とお礼を言ってから、「○○会社さん（相手の会社）のほうがすばらしいと思います」と持ち上げておきます。
そこで、「まだまだもっと努力しなければ、と日々考えておりますので、不十分な点がございましたら、何なりとおっしゃっていただけたら、と思っています」というように、一歩下がることが大切です。


白沢節子