ビジネスわかったランド (ビジネスマナー)
恥をかかない「敬語」のルール
承諾は「わかりました」ではなく「承知いたしました」
「わかる」「わかった」は、日常生活でもよく使われる言葉で、とくにむずかしい言葉だと感じる人はいないでしょう。しかし、ビジネスの場となると少し事情が異なります。
ふだん使っている「わかった」と同じ感覚で「わかりました」を使うと、“言葉遣いのわからない人だ”と思われてしまいます。
たとえば、お客様から電話で商品の注文を受けたとき、「はい、わかりました。ご注文は……ですね」では、言葉に厳しい職場では通りません。
こういうときは「わかりました」ではなく、「かしこまりました」「承知いたしました」がスラスラ出てこなくてはいけません。
また、上司と話す場合でも「かしこまりました」「承知いたしました」が望ましいのです。
これらは、「わかりました」に比べて、いささか堅苦しくて儀礼的な感じがしますが、あらたまった言い方だけに、地位や格式を尊ぶ人の耳には快く響くはずです。
では、「わかりました」は使えないのかといえば、そうではありません。
たとえば、上司や先輩から「わかったな、こことここが違うんだよ」と注意されたときは「はい、よくわかりました」と言ってもよいのです。この場合は「今度こそ間違いなく了解しました」という意思表示になるからです。
白沢節子
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