ビジネスわかったランド (ビジネスマナー)
恥をかかない「敬語」のルール
目上の人には「ネ・サ・ヨ言葉」は慎む
若い人が仲間うちで会話をしているのを横で聞いていると、いわゆる「ネ・サ・ヨ言葉」が実によく使われています。
「それでネ」「だってサ」「そうしたらサ」「そういうことなのヨ」「私もヨ」
など、こういう言葉を使わないと会話ができないのかと思ってしまうほどです。
こういう「ネ・サ・ヨ言葉」がビジネスでは通用しないことは、あらためて言うまでもありません。
いくら年齢が近く、ざっくばらんな上司でも、たとえば女子社員が上司に向かって「そうなのよね」と言ったらどうでしょう。馴れ馴れしすぎる、と上司は不快に思うだけです。
まして、来社中のお客様の近くでこんな言葉を使っていれば、もし聞こえたとき、その職場の規律がひどく乱れている印象を与えてしまいます。
「ネ・サ・ヨ言葉」は、はたで聞いていても聞き苦しく、上司に敬意が払われていないと感じさせるだけでなく、ビジネスパーソンとしてのレベルを疑われ、使った本人が損をします。目上の人に対して注意するだけでなく、会社のなかではいっさい使わないように心がけることです。
とにかく、いつも語尾を意識するように話していれば、この「ネ・サ・ヨ言葉」は案外簡単に直るものです。
白沢節子
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