ビジネスわかったランド (ビジネスマナー)
文章を「分かりやすく伝える」テクニック
具体的な数字を入れる
何かを伝えようとするとき、具体的な数字を入れると説得力が増します。「数字が物語る」なんて言葉もあるくらいですから、数字を入れるだけでドラマが生まれるのです。
まず、次の例を見てください。
普通:栄養豊富なお菓子です↓
見本:一粒300メートル
とくに、食糧事情がよくなかった時代には、「栄養のあるお菓子」ということを訴求するのに、300メートルという数字はとても説得力がありました。
次のコピーの例も、具体的な数字を入れることで、印象を強くしています。
普通:安くて手軽なドリップコーヒー↓
見本:コーヒー1杯19円
雑誌の見出しでも数字を用いる手法は効果的です。
普通:中国の食糧事情を探る↓
見本:13億人の胃袋最前線をゆく
映画のポスターで、数字をうまく使ったものも紹介しましょう。
普通:ご夫婦で観てください↓
見本:妻の共感度98%、夫の反省度95%
セールスレターなどの場合でも、次の2つのように、細かい数字を提示すると信頼が高まります。
普通:この商品を買った多くの方が役に立ったと言ってくれています↓
改善:この商品を買った方の91.3%が役に立ったと言ってくれています
普通:今までに300人以上の方にご利用いただきました↓
改善:今までに327人の方に利用いただきました
このように具体的な数字を打ち出すことは、企画書、プレゼンテーション、報告書など、仕事のあらゆる場面で有効な手法です。
あなたが就職や転職するときなどのプロフィールでも、実績をできるだけ具体的な数字であげると、印象に残りやすくなります。もし、書くべき数字が見あたらないのであれば、今後「数字をつくること」を意識してみてください。
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